会社に縛られずに働ける、フリーランスというワークスタイル。興味はあるものの、実際食べていけるのか?生活は成り立つのか?仕事はとれるのか?そもそも生活スタイルはどう変わるのか?などなど、いざフリーランスになる決断をする上では、あらゆる疑問と不安を持つのが普通の感覚です。このページではフリーランスという働き方を、様々な角度から解説していきます。
フリーランスという働き方
フリーランスとして仕事をするということは、メリットもありますがそれだけ責任や苦労も多いものです。自由に仕事ができるということは、給料や休日が保障されているわけではないということでもあるのです。そのため、自分自身で仕事を取ってくること、納期はきちんと守るように責任を持って仕事をこなすことが必要になってきます。スムーズにそういったことができるように、フリーランスとして独立する前から準備をしていく必要があります。近々フリーランスとして働く予定がある方は営業や仕事探しのために、独立前からできることを見つけて次々こなしていくようにしましょう。
フリーランスになる前に考えること
フリーランスになるためには、半年程度は無収入でも生活できるだけの貯蓄が必要です。そして収入の一定割合は貯金する習慣を身に付けておく一方で、単純に対価の多寡ではなく、長く使えるスキルを身に付けられる経験を積める仕事を選びましょう。またフリーランスとして差別化するためには、ある程度横断的な知識やスキルを身に付けることも重要です。更に物事の判断には感情を抜きにして、客観的なプラス面とマイナス面を見るようにしましょう。クライアントの立場から物を考えることが必要です。またフリーランスとしてのキャリアを支えるのは人脈です。出来るだけ幅広く交友関係を持つ努力をしましょう。
フリーランスの赤字は資産!
フリーランスになれば、確定申告を自分で行わなければなりませんが、税務署に一定期限内に「青色申告承認申請書」を提出することによって、青色申告による様々なメリットを受けることが出来ます。まず最大65万円までの特別控除を受けることができます。そして配偶者をその事業の社員として給与を支払うような場合に、事前の届出をしていれば適正額の範囲内においてはその給与を必要経費に算入することが出来ます。また赤字を翌年度以降に最長3年間繰り越すことが出来るのです。帳簿書類が煩雑なのが難点ですが、専用の会計ソフトを活用すれば比較的簡単に作成することができます。
フリーランスに対する誤解
フリーランスというのは働き方の一つであって、実際を考えれば会社勤めに比してそれほど自由なわけではありません。もちろん時間を自由に使うことが出来るとはいえ、自己管理できなければ長続きしません。仕事を受けるのも断るのも自由ですが、クライアントの意向を無視して自分の気ままに仕事ができるわけではないのです。そしてクライアントを見つける努力は必要ですが、クライアントからも自分を見つけやすいような場に出て実力をアピールすることで、より幅広いクライアントを獲得することが可能になります。リスクの分散には、収入の柱といえど特定のクライアントからの受注割合が高すぎるのは問題です。
フリーランスの実態をデータで紐解く
一般社団法人プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会が定期的に発表している「フリーランス白書」。そこから見えてくる人物像や転身理由、実際の今の満足度などを紐解いていきます。それに加え、活躍できそうな職種についてもピックアップしてみました。会社員としての「今」を変えられるか、変えたらどうなりそうか、自分にできそうか、さまざまなことを想像しながら読んでみてください。