転ばぬ先の杖!フリーランスになる前に考えること

フリーランスになる前に考えること

学校を卒業したらまずは会社員として働きながら経験を積み、数年経ったら独立しようと考えていながら、いざとなるとフリーランスとして食べて行けるのかどうか、不安に足を踏み出せなくなる人も少なくないでしょう。しかし社内に留まるにせよ、何も考えずに目の前の仕事をこなしていて一生安泰でいられるような、恵まれた時代ではありません。いずれを選択するにせよ、精一杯の準備を怠らなければ良いのです。

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金銭面の準備と習慣

いきなり独立を宣言したとしても、すぐにも仕事を受注できる保証はどこにもありません。従ってまずは半年は無収入でも、家族が生活して行けるだけの蓄えを貯めておきましょう。もっともあくまでこれは最低限としてであって、収入の1割から2割程度は必ず貯蓄に回す習慣を身に付けましょう。またフリーランスで稼げるようになったとしても、税金などで半分は消えてしまうものと覚悟して、稼いだお金の半分は預かりものという意識を常に持つことです。

技術面の準備と習慣

そして自らのキャリアを考える上で、目先ではなく長期的視野に立って、必要となるスキルや知識を身に付ける努力をしましょう。流行り廃りのめまぐるしい昨今、トレンドをキャッチすることが重要である反面、流行に振り回されていては、生き残るのは危うくなります。リスクを分散させるためにも、その業種の中でもある程度横断的な視点を持つことで、差別化が可能です。従って対価として提示される金額が高いか低いかで、安易に仕事を選んではいけません。「苦労は買ってでもしなさい」と言われるように、たとえ半ばボランティアであっても経験する価値のある仕事を選びましょう。

精神面での準備と習慣

また仕事に向かう時には、いついかなる時も好き嫌いで判断するのを避けましょう。クライアントへの提案を含む自らの行動基準として、採り得る選択肢のプラス面とマイナス面とを言葉で表現できるようにしましょう。クライアントに勧める理由を突き詰めると、とどのつまりが「自分が好きだから」というのであれば、即刻改めなければなりません。そしてクライアントのためを思うならば、クライアントの視点に立って物事を考える習慣を身に付けましょう。仕事を離れれば、日常至るところで自分も誰かの顧客になっているのです。それをよく思い出して、自分の仕事が独り善がりにならないように常に見張っておくことが大切です。

社会面での準備と習慣

言うまでもないことですが、フリーランスになれば自分で仕事を捜さなければならないのであり、その時に大きく物を言うのが人脈です。まずは勤めながら、会社の内外に知り合いを増やしましょう。何も顔を突き合わせるだけが付き合いではないのであり、オンライン上であってもコミュニティを主催したり手伝ったりしてみましょう。損得勘定だけの貧しい人間関係ではなく、お互いに助け合うような関係が理想です。

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